手袋のこと

日記

小学生時代、公文の教室に通っていた。夕方4時半ぐらいに行って6時ぐらいまで、英語・国語・数学のプリントをやって帰る。

公文は普通の塾とはちょっと違っていて、先生の授業を聞くという感じではなく自分一人で集中してプリントを解きまくる学習スタイルだ。いま思うと、かなり静かでストイックな場所だった。

それぞれの学力に合ったレベルのプリントを、時間を計って解きまくる。一度に5枚とか、10枚とか。時間を計るのは、たぶん習熟度の目安なんだと思う。同じような問題を何度も繰り返し解いているとだんだん熟練度が上がっていって、解くのが速くなっていく。

時間を計っているからといって焦らなくてもいいんだけど、まあ集中して解くというのはある。のんびりやるっていうこともなく、淡々と黙々と、高学年の時間の教室は鉛筆の音しかしないって感じ。

ある冬の日、自転車で公文の教室に向かった。まだ冬の始めで手袋をしていなかったので、教室に着いたときにはものすごく手がかじかんでいた。鉛筆を持つ手がガチガチだ。時間を計っているのに、ゆっくりしか書けないし字もへにょへにょ。大変イライラした。

次の教室の日からは必ず手袋をしていくようになった。手袋をして行ったら全然手がかじかむことなく驚いた。手袋ってすごいと思った。

大人になった私は家でパソコンをつかって仕事をしている。雪国に住んでいるので冬はそれなりに寒い。部屋を温めても、午前中は結構手がかじかんで困る。文字をたくさん入力する仕事なので、大変イライラする。

そうだ!手がかじかむなら手袋をすれば良いのだった!公文でのことを思い出した私は、とりあえずハンドケア用の薄い手袋をして作業をしてみた。タッチ操作もできるタイプでフィット感もあるけど、トラックパッドが使えない。これではちょっと困るな。

指だけ出ていればいいのでは、と思いダイソーでハンドウォーマーを調達してきた。これはけっこう良い。手首から袖に冷気が入るのを防げるし、手もそこそこ暖かい。でも肝心の指が寒いんだよな。背に腹は替えられぬというか、二兎を追うものは一兎をも得ずというか。意外とこれでもかじかむほどじゃないんだけど。

昼近くなると外気温も室温も上がって、体も温まってくるので午前中の2時間ぐらいはそれでやっている。あと夜中も。私はメンタル的にはすごく寒さに強いんだけど、手だけはどうしてもね。

仕事だけじゃなくて趣味でもブログを書くし、手書きすることも多い。ゲームをするにもEWIで遊ぶにも指が回らないと困る。当面はこのスタイルでやっていくことになりそうだ。たぶん来年の冬も、同じように「結局指だけ寒い」と文句を言っているのだろう。

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