年少さんの息子はよく算数っぽいクイズを出してくる。数字遊びが大好きな子で、よくそういう質問をされるが、まだ条件の前置きやルール説明のようなことはできないので、途中でこちらがずっこける事も多い。まだ小さいので当たり前と言えば当たり前なのだが。
今回はそんな中でも特に面白かったものを2つシェアしておきたい。
【3歳】4の次はなーんだ?
息子がちょうど『numberblocks』にハマり出した3歳の頃に出された問題。
「4(クワトロ)の次はなーんだ?」
実に唐突である。当時、たまたまスペイン語版numberblocksも時々見ていて、息子は1から10までのスペイン語での言い方を覚えたばかりだった。私も高校時代にスペイン語を習っていたので、一緒にスペイン語で数を数えて遊んだのだ。
よってスペイン語がわかる私に対してこの問題は余裕も余裕、答えは「5(cinco)」である。
「ぶっぶー!ママ、スクエアだよぉ!」
なんと、4の次が5じゃないだと?ここで追加条件を提示してくるというのは普通にズルじゃないか、と抗議したいが相手は3歳。落ち着け私。
息子の言うスクエアとは「平方数」のこと。つまり同じ数を2回かけた数(n²)を意味する。すなわち4の次の平方数は何かと問われているのだ。2×2の次は3×3で答えは「9」、スペイン語で「nueve」だ!
「しぇいかいでーす!」
……。
【4歳】これは何の数字でしょうか?
ブログ先頭の画像の問題。セリアで買ってきたお絵描きボードに縦棒が1本書かれていて、「これは何の数字でしょうか?」という問題だ。
さすがに簡単すぎる、こんなもの「1」に決まっている。
「ぶっぶー!これから11になりましゅ!」と言って左側に1を描き足す息子。
いやさすがにズルじゃない?「これから」というなら「今は1」で正解じゃない?と思うも、「これから11になりましゅ」の言い方がかわいいので一旦よしとする。
「ではこれは何でしょうか?」
しれっと2問目だ。何となく想像がつくがとぼけて「11」と答えてみる。
「ぶっぶー!これから111になりましゅ!」この時は最終的に11,111までいった。
子どもらしい発想で面白い
これらの問題には、「1+1=田」とか、「パンはパンでも食べられないパンは?」などのなぞなぞと同じ雰囲気を感じる。子どもは「なぞなぞです」と前置きしないことも多いし。
と同時に、「次の数字」が条件付けによって変わる事や、数字はいくらでも桁を増やせる事を理解して遊びに変換できる事に感心した出来事だった。
これからも「そんなのずるい!」と言わずに楽しく付き合っていきたいと思う。……楽しくね。
息子お気に入りの『numberblocks』より「スクエアクラブ」のエピソード



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