前回は家を建てた私たち。あとは窓と屋根を仕上げれば完成だ。屋根を仕上げるには、銅の階段のさび具合を調整するためにハニカムが要る。この辺にはトウヒしか生えていないので、どうにかして蜂の巣が生成される苗木を手に入れてこないといけない。窓については息子に考えがある様子で……?
今回は、拠点の開発をお休みして、みんなで旅路の遺跡を発掘しに行こうということになった。息子と旦那氏は初めての「旅路の遺跡」なんだそう。ブラシとツルハシとお弁当を持って、遺跡に突撃だ! レッツ考古学!

「旅路の遺跡」は近かった。以前、母が単独行動中に見つけた遺跡で、拠点からわずか400ブロックほど歩いた地点にある。「旅路の遺跡」というのは、基本的には地中に自然生成される構造物で、色付きのテラコッタやレンガ系ブロック、砂利などで構成されている。地表に構造物の一部が露出している。

その砂利の中に「怪しげな砂利」というのが混じっていて、それを「ブラシ」ではくといろいろなアイテムが出てくる。見つかるアイテムは、種やガラスなどの一般的なものから、ダイヤやエメラルドなどの貴重品、そして壺の欠片や鍛冶型、レコードなどのお宝まで多岐にわたる。
われわれ冒険者が狙うのは、もちろん鍛冶型やレコードなどのお宝だ。息子はレコードを狙っているらしい。「旅路の遺跡」で見つかるのは、Aaron Cherof作曲の『Relic』。物語や冒険の始まりのような明るい音楽で、私も息子も大好きな曲の1つだ。出る確率は高くないので、出たら超ラッキー。

各々コツコツと発掘していく。旦那氏は怪しげな砂利を見分けるのが苦手なようで、パリンパリンと怪しげな砂利が壊れる音をさせながら作業している。息子と旦那氏がテラコッタを持ち帰るか相談していた。近いからまたすぐ取りに来られるけどね。

旅路の遺跡は、形が残るように発掘していくとなかなか面白い。幾つかの建物が並んでいる。小さな集落か何かがそのまま埋まってしまったような構造になっているようだ。建造物の中には職業ブロックもあり、作業場だったことが分かる部屋もある。

途中、他の部屋よりも少し広い、囲炉裏のある部屋のような場所を見つけた。真ん中には焚き火があって、周りに椅子のように階段ブロックが並んでいる。ここでみんなで集まってごはんを食べたのかな?

私はだいたい足元のブロックが丸石やレンガであることを目安にして掘る。だいたいこういう遺跡って建物がずらっと並ぶんだけど、今回は通路らしき場所にかまどのようなものが見つかった。

そろそろ全部掘ったかねえというあたりで息子のいるほうから嬉しそうな声が上がった。「レコードが出た!」おお、一番欲しかったレコードが出たようだ。鍛冶型と壺の欠片もたくさん手に入った。他にも、息子は色付きガラスや彩釉テラコッタなど、一通り持ち帰ったようだった。

じゃあおうちに帰ろうか。近いから、荷物はすぐに使うものだけ持って帰れば大丈夫だ。またすぐ取りに来られる。拠点に戻る道すがら、息子が「やっとおうちの窓が作れるよ」と言っていた。やっぱり何か考えがあったようだ。

私が何度か往復して荷物を移動させる間、窓の工事をしていたようだ。仕上がったのを見せてもらうと、窓には遺跡から持ち帰った色付きガラスがはめられていた。なるほど、このために色付きガラスが欲しかったのか。納得。

次回、温暖な地を求めて南下してみようの巻



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